ラップ機(両面機・片面機)について
遊離砥粒の仕様により、加工によるダメージが非常に少なく、研磨品の前加工に最適。

ワークと鋳鉄製の定盤の間に、水と研磨材(GC等)を混ぜ合わせたスラリーと呼ばれる研磨液を流し込み、ワークと定盤をすり合わせて、ワークを少しずつ削り取り、定盤の平坦度をワークに転写する加工機です。
素材 | シリコン | 石英 | ||
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Ra(μm) | Ry(μm) | Ra(μm) | Ry(μm) | |
GC#1000 | 0.4 | 6.3 | 0.2 | 3.2 |
GC#2000 | 0.4 | 6.3 | 0.2 | 1.6 |
- ダイヤモンド砥石に比べ、ワークに与えるダメージが非常に低く、カッターマークのような深いキズが発生しないため、研磨品の前工程として最適です。
- 加工面は、梨地状(スリガラス状)となります。
- 量産性にすぐれた両面機と、小ロット品や異形状品に対応できる片面機があります。
- 最大でΦ700mmまでのワークが投入可能です。
- 複数のワークを裏表同時に加工できるので、量産性に優れています。
- 加工には、同形状の製品が最低3枚必要になります。
- 仕上がり寸法、平行度、平坦度とも、非常に高い精度が得られます。
- 最大でΦ1000mmまでのワークが投入可能です。
- 両面機では対応できない小ロット品や異形状品の加工が可能です。
![]() 両面ラップ機 |
![]() ラップ定盤 |
![]() ワークとキャリア |
その他の整厚加工
整厚加工の 設備 |
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ロータリー研削盤
ダイヤモンドカップ砥石で面全体を研削することで、 |
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平面研削盤
ダイヤモンドストレート砥石で面を一定幅ごとに研削。 |
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ラップ機(両面機・片面機)
ワークに与えるダメージが非常に少なく、 |